映画『アーヤと魔女』は、原作をもとに製作された物語です。
原作と映画では、なにか違いはあるのでしょうか?
また『アーヤと魔女』の評判も気になります。
今回は『アーヤと魔女』の原作の違いや評判などについてご紹介したいと思います。
アーヤと魔女の原作と違いは3つ!
映画『アーヤと魔女』は、原作をもとに製作された作品です。
では、原作と映画では違いはあるのでしょうか?
調べた結果、原作と映画の結末ほぼ一緒ということが分かりました。
しかし、原作と映画では三つの違いがあります。
- ロックバンドの設定
- 最後のシーン
- エンドロールの後日談
以上が原作との違いになります。
原作との違いについて、もう少し詳しくご紹介させていただきます。
ロックバンドの設定
原作と映画の違いの一つが、ロックバンドの設定です。
アーヤの母親達がロックバンドを組んでいた設定は原作にないことが判明しました。
アーヤの母親達が組んでいたロックバンドは重要な設定だと思っていましたが、原作にはない設定だったのですね。
『アーヤと魔女』の映画で、アーヤの母親はロックバンドを組んでいました。
ロックバンドの名前は『EARWIG』。
EARWIGとは、英語でハサミムシのことです。
EARWIGのメンバーは、アーヤの母親シェリナを入れて3人。
アーヤを孤児院から引き取った、ベラとマンドレークです。
3人それぞれの担当はこちら。
- シェリナ(アーヤの母親):ボーカル
- ベラ:ドラム
- マンドレーク:キーボード
リーダーは、マンドレーク。
物語の中で『EARWIG』の音楽は、ある重要な役割がありました。
では、なぜロックバンドを組む設定を入れたのでしょうか。
過去に『アーヤと魔女』の監督、宮崎吾朗さんがインタビューでこのように述べています。
劇中で主要なキャラクターたちが楽器を演奏して歌うというようなことをずっとやってみたかったんです。
それに大人3人の関係も「過去にバンドを組んでいた」とすると、さらに濃い人間関係になるかなと思って。
https://animageplus.jp/articles/detail/41389/3/1/1より引用
つまり『アーヤと魔女』の映画で、ロックバンドの設定を入れた理由は・・・。
- 監督のかねてからの夢
- 人間関係に深みをもたせるため
ということが分かりました。
ちなみに、ロックバンドの設定は高評価の声が上がっています。
わー\(^o^)/アーヤと魔女めっちゃおもしろかった!バンド要素もあってすごい良かった✨
— みのりん (@minyo_mstrlove_) September 1, 2021
アーヤと魔女のバンドの音楽めっちゃ聞きたいどこで聞けるの…聞きたい…しぬ…
— すぬこ (@sunuuupiiiii081) January 4, 2021
アーヤと魔女観てるけど、バンドの演奏シーンが出てきて胸熱
— 秋宮アキミ (@AkimiYA_789) December 31, 2021
ジブリでバンドが出てきたことに驚いている方もいました。
たしかに、ジブリにロックバンドの印象はあまりないですよね。
バンドの曲も「かっこいい」と好評です。
また劇中のEARWIGの楽曲が、CD化されていることが判明しました。
シェリナ・ムナフさんやシシド・カフカさん、やまもとひかるさんがボーカルで参加。
シェリナ・ムナフさんは、アーヤの母親の声優も務めていますね。
その後、成長したアーヤもボーカルになったのでしょうか。
アーヤがボーカルとして歌う姿も見てみたいですね。
最後のシーン
原作との違いが、映画の最後のシーンです。
映画では、アーヤの元にアーヤの母親とカスタードが訪ねてきました。
しかし、原作の最後はアーヤの母親とカスタードはアーヤの家に来ません。
そもそも原作では、アーヤの母親についてあまり触れられていませんでした。
アーヤの母親が登場したのは、映画のオリジナルの設定です。
そのため、原作の結末ではアーヤは母親と再会せず物語が終っています。
アーヤの母親は、原作で登場していないのですね!
また、カスタードも原作ではアーヤの家を訪れていません。
なぜなら、カスタードは臆病な性格。
一緒に住むマンドレーク達を怖がっていた為、家に行くことができませんでした。
しかし、映画ではカスタードもアーヤの家を訪ねてきました。
物語の最後にアーヤの母親とカスタードの登場するシーンは、映画だけでしか見ることができません。
エンドロールの後日談
原作との違いは、エンドロールの後日談です。
エンドロールの後日談では、アーヤ達の元気な姿を見ることができました。
しかし、あの後日談のエンドロールは、映画のオリジナルの設定。
原作にはない物語で、映画でしか見ることができません。
実は、『アーヤと魔女』は未完のまま出版された作品。
作者が闘病中に執筆した作品で、原作では映画の結末と同じ部分まで書き上げました。
『アーヤと魔女』の続編も考えていたそうです。
しかし、残念ながら続編を書き上げる前に作者の方は亡くなってしまいました。
そのため、アーヤ達のその後は映画でしか見ることができないのです。
アーヤと魔女の結末に対する評判を調査
『アーヤと魔女』は、多くの謎を残したまま映画が終わっています。
では『アーヤと魔女』の結末に対して、どのように評価が多いのでしょうか。
『アーヤと魔女』の評判を調べてみました。
調べた結果『アーヤと魔女』の結末の評判は賛否両論であることが判明しました。
アーヤと魔女は面白かったなー!ジブリのキャラとしてはアーヤの性格が一番好きかも
— しゅくり (@shckly) July 13, 2023
アーヤと魔女面白い。
— ロミィ〜 (@hirorin263) December 30, 2020
なんかデザインが可愛い。
お菓子とか美味しそうやけど、イギリスの食事は、、うーん。#アーヤと魔女
「面白かった」という声が上がっている一方で・・・。
アーヤと魔女
— べるくーて (@ymyuto) March 8, 2024
途中なんだかんだ面白かったのに終わり方でぇ…ってなるやつ
アーヤと魔女観たんだけど途中まで面白かったのに終わり方残念でなんかなぁって感じ…
— お豆系女子あずき🍠 (@azukisan0104) December 5, 2021
アーヤと魔女、DVD出てたから借りて観た。
— ゲラ (@warauhito3) December 11, 2021
途中までは普通に面白かったんだけど、最後が微妙かな…
なんか急に色々進んで置いてかれた。感想見て凄い的確な表現があったんだけど、打ち切り漫画を見せられてる気分ってやつ。その通りだと思った
終わり方や結末に「残念」「意味が分からない」という声も上がっていました。
また「途中までは面白かった」という声も。
『アーヤと魔女』のキャラクターや設定などは、高評価のようです。
物語の結末に対しては賛否両論の意見に分かれていることが判明しました。
賛否両論の意見が出た理由は、二つ考えられます。
- 伏線が回収されていない
- 気になる部分で結末を迎えた
以上の二つの理由が考えられました。
原作者が死去されたため『アーヤと魔女』は、未完のまま終わっています。
もともと続編を想定して考えた作品のため、物語には伏線がたくさんありました。
伏線の一例としては・・・。
- 12人の魔女の存在
- アーヤの母親の過去
- アーヤの父親は誰なのか
- なぜアーヤの母とカスタードは一緒だったのか
- その後のアーヤ
他の伏線を含めて、気になる点がたくさんある作品です。
多くの伏線が回収されずに原作も映画も結末を迎えました。
そのため、まるで途中で終わったようなモヤモヤした感覚になった方が多いようです。
しかし、一方で結末に希望を感じた方もいらっしゃいました。
アーヤの物語がここから始まるのだと、結末が期待で満ちているという意見もあります。
視聴者によって、結末の受け取り方は様々なようです。
個人的には『アーヤと魔女』の終わり方は、最初は驚きました。
気になる部分がここから判明すると思ったので、途中で終わってしまったような気持ちになりました。
しかし、今ではあの終わり方も今までのジブリとは異なった印象で良かったのかもしれないと感じています。
まとめ
アーヤと魔女の原作と映画の結末や評判について調査しました。
調査結果
- 原作と映画の結末は、ほぼ一緒
- 原作と映画の違いは3つ
- ロックバンド・最後のシーン・エンドロールの後日談が原作と違う
- 結末に対する評判は賛否両論
- 原作が未完のため、回収されていない伏線が多い
以上のことが判明しました。
原作と映画の結末が一緒なのは、驚きました。
途中で終わったよう感覚で映画が終了したので、原作は続きがあると思っていました。
結末に対しては、視聴者によって賛否両論の意見に分かれています。
作品が未完のため、伏線が回収されずに終わったのが酷評の原因のようでした。
個人的には、物語全体の流れも含めて楽しめた作品でした。
ただ、その後のアーヤの姿もできるなら見てみたかったです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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