『光る君へ』の物語の中で、『しょう』という言葉がでてきます。
現代では聞き慣れない言葉ですが、しょうとはどんな意味なのでしょうか。
また、北の方との違いについても気になります。
『しょう』と『北の方』では、どう違いがあるのでしょうか。
また、ネットではまひろと道長のすれ違いが切ないと話題に。
今回は、光る君へで出てくる『しょう』という言葉の意味を中心にご紹介したいと思います。
しょうとは光る君へでどんな意味?

大河ドラマ『光る君へ』には、現代では使用しない言葉が登場します。
道長がまひろに問いかけた『しょう』とは、どんな意味なのでしょうか。
平安時代の『しょう』の意味について調べたところ・・・。
しょうとは妾(めかけ)の女性を意味することが分かりました。
しょうは漢字で『妾』、本妻ではない女性のことです。
現在の『愛人』のような関係の女性のことを指します。

『大奥』でいう、側室と同様の意味の言葉ですね。
平安時代は、一夫多妻制ではなかったものの『しょう』になる女性がいました。
『しょう』は、正妻ではないため弱い立場だったようです。
『しょう』になった女性は、相手の男性と暮らすことはありませんでした。
そのため、相手の男性が来るのをいつも待っていなくてはならなかったのです。
また『しょう』の女性から生まれた子どもも良い扱いを受けることが難しい時代でした。
北の方との違いは?
では、北の方とはどういう意味だったのでしょうか。
平安時代、北の方とは『正室』を意味していました。
つまり『しょう』と『北の方』の違いは・・・。
本妻と愛人の違いであることが分かりました。
北の方は、男性と婚姻関係を結び、一緒に衣食住を共にします。
しかし『しょう』になった女性は、男性とは別に住まいを持ちました。
男性と『しょう』の女性が愛し合っていても、北の方より優遇されることはありません。
二人の女性から生まれた子どもについても同様です。
子どもも『北の方』から生まれた子どもが、優遇された時代でした。
『しょう』になった女性と生まれた子どもは、辛い日々が多かったと考えられます。



まひろがしょうになることを耐えられないと言った意味が理解できました。
なぜまひろはしょう?
『光る君へ』で、道長がまひろにしょうになることを提案をしていましたね。
当時、道長は未婚でした。
なぜ、まひろに『北の方』ではなく『しょう』になることを提案したのでしょうか。
理由は、まひろと道長の身分の差が原因だったと考えられます。
まひろにとって、道長は身分の高い男性でした。
当時の日本は、惹かれている相手同士でも身分の差によっては結婚できませんでした。
また、道長の父はまひろのことを『虫けら』呼び。
二人の恋は、誰からも祝福されない恋でした。
まひろと道長は結婚することが難しい相手同士だったのです。
しかし、まひろと道長はお互いにとても惹かれ合っていました。
道長にとってまひろは、絶対逃したくない相手だったのでしょう。
そのため、道長はまひろに『しょう』にならないか提案しただと思います。
道長とまひろが関係を続けるためには、まひろが『しょう』になるしかありませんでした。



好きな人から、直接本妻ではなく愛人になることを提案されるのは辛いですよね・・・。
しかし、まひろはしょうになる提案を断ります。
その結果、二人はそれぞれの道へ進むことになりました。
この決断は、二人にとって大きな分岐点に・・・。
光る君へでま切ない恋が話題に


まひろと道長のすれ違いが切ないとネットで話題になっています。
なんて切ないすれ違い……。
— ebelastin (@ebelastin) March 24, 2024
ちいかわみたいに「ウワァァァ…」しか言えない。#光る君へ
#光る君へ とうとう道長が倫子様の婿に。倫子様は一目惚れの片思いがかなって良かったけど、まひろからしたら伝えられても辛いよな。まひろと道長のそれぞれの思惑はすれ違い、まひろは別れの言葉を口にしてしまう。切ない。弟とさわさんの存在が優しかった。
— ろびん☺︎非定型精神病 (@gardenxxRxx) March 24, 2024
まひろと道長切ない…
— かの (@kanokanosngk) March 24, 2024
でも紫式部と実資が結婚していたら、なかなか面白かったような😁もっと後だけど、小右記で紫式部らしき人と頻繁にコミニュケーションとっていた様子あるし相性よさそう!ただそうしたら源氏物語はなかったかな😅#光る君へ
倫子との縁談じゃなかったら…まひろは妾でもいいと思ってたんだろうね。切ない、切なすぎる。ヴァイオリンの音がいっそう心に響くね。 #光る君へ
— hirohiro (@Hirohiro14) March 24, 2024
道長も振られたと思ってるし、まひろも振られたと思ってるし、お互い好きなのに切ない #光る君へ
— にゃー子 (@nyakotown) March 24, 2024
『光る君へ』で、まひろは道長のしょうになる提案を断りました。
その後「しょうでも良い」と考え直し、道長の元へ。
この時、道長はすでに倫子の婿になることを決意していたのです。
しかし、心の中では「しょうでも良いと言ってくれ」と思っていました。
まひろも道長の相手が、友人である倫子だと知ります。
倫子は、まひろにとって良き友人。
そんな倫子の婿になる道長のしょうになることは、できませんでした。
お互いに惹かれあっていながらも、すれ違っていく二人。
もし、まひろが最初からしょうになる提案を受け入れていたら・・・。
すれ違う二人の姿は、視聴者にはとても切なく見えました。
二人は違う道へ進みますが、今後も縁は続いていくようです。
今後、まひろと道長がどのような道へ進むのか。
物語の展開が楽しみですね!
まとめ
光る君へで出てくる『しょう』という言葉の意味を中心に調べました。
しょうとは漢字で『妾』、側室のような存在のことです。
現代では『愛人』と呼ばれる女性のような存在を『しょう』と呼びます。
『北の方』とは正妻のことで、『しょう』の反対の意味の言葉になります。
まひろは、道長の『しょう』になる提案を断っていましたね。
その選択をしたことで、まひろと道長はすれ違うことに。
素直に想いを伝えられない二人の姿がとても切なかったですね。
二人は、どのような関係になっていくのでしょうか。
今後の展開も楽しみですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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